富士登山の舞台裏
2023年8月18日〜19日、富士登山を決行。今回のメンバーは、僕と妻(当時は彼女)、そして大学の先輩。実はこの登山には特別な目的がありました。それは、富士山の山頂でプロポーズすること。
妻とは大学1年生の時に知り合い、付き合い始めてからも長い時間が経過。30歳を前にして、ついにプロポーズを決意しました。
登山開始──富士山吉田ルート
登山ルートは王道の吉田ルート。山頂の山口屋に宿泊し、ご来光を見て下山するプランです。
5合目(登山スタート)
朝6時ごろ、上吉田の富士北麓駐車場(富士山パーキング)に到着。そこからバスに乗り、富士スバルライン五合目へ向かいます。バスはほぼ満席で、多くの外国人登山客の姿も。さすが世界的な人気を誇る富士山。

5合目ではしばらく高度順応。mont-bellなどの売店で買い物をしつつ、毎回恒例の木製の登山杖を購入。断面が六角形になっていて、道中の山小屋で焼印を押してもらうのが楽しみ。山小屋によるが毎年焼印のデザインが変わります。今度紹介します。

9時ごろ、登山届を提出し、いよいよアタック開始!
6〜8合目(炎天下の登山)
登り始めは緩やかで、舗装された道を進む。眼下には美しい山中湖が広がり、気分も上がる。6合目でおやつ休憩を取りつつ、徐々に急登へ。

真夏の富士山は暑い。しかし風もあり、思ったより快適。ゆっくりと時間をかけながら登っていきます。
8合目〜9合目(視界不良と疲労)
8合目あたりからガスが出始め、視界が悪化。疲れも出てくる時間帯で、みんなのペースが落ちる。


しかし9合目に到達すると、ついに雲を突き抜け、青空の中に浮かぶ富士山の頂上が目の前に!疲れも吹き飛び、みんなの表情が明るくなる。



山頂到着(山口屋へ)
17時ギリギリに登頂成功!

山口屋は吉田ルート山頂のすぐ近くにあるため、到着後すぐにチェックイン。もし頂上富士館だったら少し歩く必要があり、時間的に厳しかったかもしれない。
山小屋に荷物を置き、少しだけ山頂散策。最高の景色が広がっている。









夕食はカレーライス。疲れた体に染み渡る美味しさ。
寝床は二段ベッドで、しっかりとプライバシーが確保されており、快適に過ごせる環境。これまで頂上富士館や8.5合目の御来光館に泊まったことがあるが、それぞれの違いを楽しめる。
明日はついにプロポーズ。言葉を考えながら就寝。
運命の朝──ご来光とプロポーズ
翌朝。最高の天候。風もなくガスも少ない。
4時半過ぎ、遠くの空が徐々に赤く染まり始める。





5時ごろ、まんまるの太陽が顔を出す。まさに神秘の瞬間。






しばらくご来光を眺めた後、ついにその時が来た。
彼女を少し後方に呼び出し、ザックから木製の花を取り出して差し出す。
プロポーズは大成功。

ご来光に照らされながら迎えた最高の瞬間。言葉では表せない感動がそこにあった。

お鉢巡りと下山
プロポーズの余韻に浸りながら、山頂での朝食を楽しんだ後、お鉢巡りを開始。








この日も天候は快晴で、終始素晴らしい景色が広がっていた。
こうして、僕たちの富士山プロポーズ登山は最高の形で幕を閉じた。


